現場で役立つ知識

介護予防の資格を取得してスキルアップ!

知っておきたい!介護予防指導士の資格とは

介護予防指導士の資格は、日本介護予防協会が認定する資格です。資格取得のためには特定の講習を受講することになります。

資格が取得できると、介護の要、不要に関係なく誰に対しても介護予防を指導することができます。筋力の訓練やストレッチ、転倒予防、栄養ケア、口腔ケアなどができるようになります。

講習を受けたら全員取得できますが、講習の終わりには理解度テストがあります。8割正答すれば合格となりますが、もしそれに満たない場合でも再提出可能となっています。

介護予防指導士の資格は、誰でも講習を受けられるのかというとそうではなく、受講資格が定められています。介護関係の資格(介護福祉士やケアマネジャー、初任者研修など)を取得している人や、看護師、准看護師保健師鍼灸師などの資格がある人となっています。介護系や医療系の資格があれば受講可能ということです。

一度取得した資格は、更新手続きなどの必要がないため、一生有効になります。介護施設で働きたい、別の介護施設に転職したい、病院から介護の仕事に変わりたいなどと考えている人は、ぜひこの資格取得を検討してみてください。

医療関係の資格も介護関係の資格も何も持っていないという人は、まずどちらかの資格を取得し、それから介護予防指導士の講習を受けるようにしましょう。介護関係なら初任者研修の資格が比較的簡単で早く取得できます。まずこれを取得し、それから介護予防指導士を目指すと良いです。

介護予防に関する資格があると得られるメリット

資格を取得することによるメリットとは何があるのでしょう。介護予防の資格取得を考えているが、そのメリットについて知りたいという人は参考にしてください。

介護予防の資格は、講習を受講して取得できるものがほとんどです。これらの講座で学ぶことは、筋トレやストレッチなどの筋力向上、転倒予防や失禁の予防、そして栄養指導など、すぐに役立つ内容ばかりです。そのため、資格取得後すぐに現場で役立てることができます。

また、介護予防の資格を取得する人は、すでに介護や医療の現場で働いている人が多くいます。これまでの経験や知識に新たに介護予防の知識をプラスすることでさらにできることが増え、スキルアップにつながります。高齢者の生活の質が上がることにもつながり、感謝されることも増え、やりがいを感じられます。

高齢者の暮らしは地域包括ケアシステムで支え合うようになっており、そこで介護予防はとても重要な位置づけとなっています。資格を取得することで介護予防を地域で進めていく担い手になることは間違いありません。

そして、介護予防の資格は仕事に役立つのはもちろんですが、自分自身や大切な家族のためにもなります。高齢者だけでなく、自分や家族の健康を維持するための運動のやり方などをアドバイスすることができます。

このように、介護予防の資格取得は仕事だけでなく、自分や大切な家族のためにもなるものですので、様々なメリットが得られることがわかります。介護や医療の資格の他に、介護予防の資格も是非取得しておくことをおすすめします。より詳しい情報がまとまっている、<資格を活かす【介護予防】>もぜひご確認ください。